INNOVATION KIDS 09~

12月に入りましたのでここ表参道では街路樹のイルミネーションがはじまりました。
今年のXmasはホワイトクリスマスになるんでしょうか?わくわくする季節ですね。

子供の頃はXmas presentが楽しみでしたね。
私の場合は野球盤とかラジコンとかもらった記憶があります。
ふだん厳しい父と母でしたがその日はとても優しく見えて嬉しい記憶です。
ちなみにメガネの記憶もありますよ。
小学生のころ、健康診断の視力検査で「メガネ要」の結果を母に見せると
「ほらテレビの見過ぎだから」となかば叱られてメガネ屋さんに行ったものでした。
今みたいに何千円でメガネが作れることもなく数万円で買った黒縁メガネ(今でいうとレアクラシック)も
数か月で破壊してしまい3回くらい買い換えたと思います。
そんな高額でありながらメガネは嫌いで授業中でしか使わなかったのでした。

デザイナー小野寺氏にもメガネの想い出があったのか今度聞いてみたいと思いますが
KAMUROでは2009秋冬コレクションで2モデル、キッズ向けフレームをリリースしました。
「pieni kukka」(ピエニクッカ)
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「petite ville」(プチット ビル)
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どちらも大人向けの「kukka」「ville」がデザインソースになっておりまして
親子で掛けられるメガネフレームが誕生しました。
petite villeは、子供のころにあったらかけたかったフレームです。
学校へ行くのがとても楽しくなりそうですね。

そして2010春夏コレクションでは「ricamo」(リカモ)をリリース。
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こちらも「punto」(プント)のキッズバージョンになっており
ぷっくりとしたステッチ状の七宝が可愛く仕上がってます。
KAMUROの代名詞にもなりました疑似七宝は、福井の七宝職人さんの多大なサポートによって
生まれてきました。量産品としてとても非効率な作業を快く引き受けてくださり
数々のモデルでこちらの要望を実現していただきました。

その後、2010秋冬コレクションではヒット作になった「nina vaccinium」(ニーニャヴァシニウム)
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そして2011春夏コレクションでは「liko」(リコ)が誕生しました。*2015年1月生産予定
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その後も「gummy」(グミ)、「skirt」(スカート)と続いていきます。
実はキッズ向けのフレームもご覧の通り大人向けのフレームと変わらない生産作業時間を要します。
値段は大人向けより安くなりますが、私たち、福井の工場や職人さんの気持ちは
子供たちがメガネを見て喜んでもらい、使いながら愛着を感じてほしい、そんな願いでもあります。

日本の大人たちが知恵をしぼって子供たちのために作ったもの。

いつか大人になって「楽しい記憶」として思い出してもらえるといいですね。











by kamurocorp | 2014-12-02 16:29 | お知らせ