INNOVATION 2008AW part2

今日もKAMUROオフィシャルブログへお越し下さいまして有難うございます。
年末にかけてオフィシャルブログでは写真で今までのコレクションを振り返りご覧いただいております。
本日は昨日の続きです。

昨日の問題は【いくつか写真をご覧ください。このフレーム製作で問題になったことを当ててください。】でした。
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こちらの「collage」の飾り部分はプラスチックフレームで使われるアセテートを
色違い、形違いで作りました。
同じ色や同じ形でしたらコストも下がったのでしょうが
小野寺らしい伝説のこだわりとなりました。

金属部分で溝のあるアセテートパーツを抑え込み耳に当たるパーツでとめる構造なのですが
金属だけに少し気を緩めるとバラバラになってしまいパーツに傷を付けてしまいかねない、これが一つ。
そして5色あるベースカラーによってアセテートパーツの色の配置も
それぞれ異なるようにされてるんです。(そこまでわかるのだろうか・・・)
この2つの手間によってメガネフレームを組み立てる担当さんは
通常1時間100本程度組み立てるところを10倍の1時間10本しかできなかったそうです。
傷を付けないように非常に気を遣いながら。
つまり一日仕事のところを10日かかったわけですから大変な作業だったと思います。
いつも工場のみなさまには感謝しております。

ちなみにこのあと2年後のコレクションにはこのアイデアを取り入れた
「circulo」(シルクロ)がリリースされました。
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ゆったりサイズのオーヴァル型でデコレーションのあるモデルは少ないですね。
こちらは現行モデルで活躍中。「collage」は惜しまれながら引退をしました。

この年は工場泣かせのモデルがもう一つあったようです。
「fita」(フィッタ)
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pale、dressなどKAMUROではサイドにうねりをつけるモデルがいくつかあります。
それにしても写真からも複雑なカーブに見えますね。
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正面はこんな感じです。
裏表で2色に色分けしているみたいですね。マスキングをしたり細かい作業になるのでこれも大変。
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さらに180°近く折り曲げられ、そしてクロス、またまたさらにひっかける。
絵で描いたときは美しかったものの、完成品を見るまで作業は難航したそうです。
これは塗装職人さん!!ありがとうございました。
しかしこの職人さんは残念なことに引退されました。
「fita」
素晴らしいデザイン。見てるだけで楽しいメガネです。

デザイナー小野寺慎吾は、このころから徐々に気づき始めたことがありました。
それは自身が感じるメガネフレーム単体の面白さ、よりも
使い手であるユーザーさんの感じ方です。
しかし...満足していただくや
美しくなってもらう、ではない
彼独特のアプローチ。続きはいずれの日かまたブログにて。

KAMUROユーザーの皆様には「なつかしさ」もお感じいただけたでしょうか?
それではまた明日。












by kamurocorp | 2014-11-30 11:00 | お知らせ | Comments(0)