復興を願って3

こんにちは、カムロアイコです。
本日はご報告です。 長文、お許しください。

東日本大震災から、8ヵ月が経過しようとしています。もうすぐ、冬がきます。
ある一時期、ほぼすべての商業施設が営業を停止し、ここ銀座のメインストリートである銀座中央通りでさえ、人通りもなく、電気は消え、静まり返った様が日経流通新聞の1面にも掲載されました。JRの駅ナカにあるecute立川でさえも営業することができませんでした。

今現在、ありがたいことに私どもには普通の日常と生活が戻っております。
懸念されていたこの夏も、できる範囲での節電は意識して営業を行いましたが、停電することもなく、「エアコンが使えない。」というような不便さもまったくありませんでした。


不安と混乱の中、店舗の営業を再開し、『KAMURO チャリティーバザー』を開催いたしました。その時点で私どもにできることは、店舗ではメガネを直すことと販売すること。
いずれもお客様にご来店いただかなければどうしようもありませんでした。
そして、多くの方がそう思われた通り、必要なのは被災地へ義捐金を送ることだと思いました。卸業では、ご注文いただいた商品を発送すること。ご依頼があればお貸出しすること。
被災された地域のお取引店さまもあり、もちろんとても心配でしたし、物流は大混乱しており、お時間がかかることも多くありました。
それでもヤマト運輸さんは毎日商品を運んでお客様へ届けてくださいました。

また、春の展示会の開催についても、余震の中ではありましたがたくさんのお取引店さまにお越しいただき、義捐金となるオリジナルマウスパッドを多くの方にお買い上げいただきました。どうもありがとうございました。


9月末日に決算を向かえ、遅くなりましたが弊社より送金した義捐金の総額と内訳をここにご報告いたします。ご理解いただき、ご来店いただいたお客様に、心より感謝申し上げます。
尚、「義捐金は赤十字社へ」とお客様に告知して行ったイベントではございましたが、状況が変化する中で私の中の考えも変わり、送金先を一部変更いたしました勝手をお詫びし、合わせてここにご報告いたします。

日本赤十字社へ 600,000円
ヤマト福祉財団へ 1,500,000円 
スマイル・フォー・バースデー・プロジェクトへ 500,000円 

9月末日までに、上記の2,600,000円を株式会社カムロの売上収益の一部として送金いたしました。(チャリティーBOX 182,853円とマウスパッド代金77,000円を含みます。)

送金先を変更した理由は、赤十字社への否定の気持ちからではありません。
むしろ支援のためのわかりやすい大きな団体は必要だと考えております。
ただ、今回の震災は規模が大きすぎて、亡くなった方も行方不明になってしまった方も多すぎて、困っている人と悲しんでいる人が多すぎて、私どもの送金できる金額では何にもならないような無力感さえありました。
ただしこのお金はKAMUROのお客様の善意の集まりであり、小さなメガネの会社から絞り出すように送金する義捐金でもあります。少なからずは決算間際に送金した事情も、お察しいただければと存じます。私はより身近で、できれば直接届けられるような、目に見える形で活かしていただけそうな団体を探し、身勝手かもしれませんが送金先を変更することに決めました。


震災後、私はヤマト運輸さんの本気と底力を見たような気がしました。
津波の被害で瓦礫だけになってしまった道もない場所を、ヤマト運輸のトラックは走っていました。そして彼らは必要な物資を、私どもの商品を運び続けてくださいました。
ヤマト福祉財団は復興のためのビジョンが明確であり、目標があり、助成事業の選定も速やかな印象を受けました。当然、被災地での信頼もあると感じました。
私どもの卸業では、ヤマト運輸さんに商品を運んでいただかなければどうにもなりません。
とても身近な会社です。ですので、こちらへ義捐金を託すことにいたしました。


『スマイル・フォー・バースデー・プロジェクト』
これは、大切な友人を津波で亡くし、その深い悲しみの中で、亡くなった大切な人のお嬢さんの誕生日である4月10日にケーキを届けたい、せめて一瞬でも笑顔になって欲しい。という1人の人の優しい気持ちからはじまった活動です。満足に材料が揃わない中で、その気持ちを知ったケーキ職人が作った1つのケーキがその女の子に届けられたところから広がっていったプロジェクトです。

KAMUROにはKIDS商品もあり、たとえ全額が経費にならないとしてもこの活動には賛同できると思いました。また、配っている1つ1つのケーキの素晴らしさに感動いたしました。とても心を込めて作られたものです。
私は、はじまりはいつも、誰かの「そうしたい。」という気持ちからなんだと気がつきました。
そして、子供たちが笑顔でなければ、未来なんてない、とも。
10月末日の時点で、配ったケーキは300台を超えたそうです。これらのケーキは仙台にあるケーキショップ「九二四四」の 橋浦邦義さんが作り続けているものです。ケーキの配達依頼を受け、それを伝え続けているのは(株)マスタージーベック代表の山添三帆さんです。
遠いところの話ではなく、東京の会社で。



その最初のケーキの優しい気持ちの人は、平了さんといいます。
毎週末、ずっとずっと、津波の被害にあったままの人の家を丁寧に片づけています。いつも先頭に立って。彼は今ではKAMUROのお客様であり、私の大切な友人となりました。
震災はとても悲しく、忘れられない出来事ですが、人生には何がおこるかわからないのもまた事実です。なるべくなら、すべてを良い方へ繋げていきたいと思います。

今後、本当の意味での復興には長い時間がかかると思います。
今でも日常を取り戻せていない方々はたくさんいらっしゃいます。
それでも、私どもは日常の生活の中で楽しんでいただけるメガネをご提案していくことしかできません。そのことに、皆で精進してまいります。
会社としてできる支援は引き続き行っていく所存です。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


まとまりのない文章を、最後まで読んでいただいて、どうもありがとうございました。
株式会社カムロ 取締役財務担当 禿愛子

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by kamurocorp | 2011-11-08 12:47 | お知らせ | Comments(0)